顎プロテーゼ入れ替えのため、去年の6月に顎のプロテーゼを抜去しました。
そして、今月やっと、新しくプロテーゼを入れることにしました。
以前の記事で、顎プロテーゼ抜去について書いています。
顎プロテーゼを一度に入れ替えなかった理由
基本的に顎のプロテーゼは、小さいもの→大きいものへの入れ替えは一度に行えますが、大きいもの→小さいものへの入れ替えはズレてしまうため一度には行えません。
レントゲンを撮って診察してもらって分かったことですが、私の場合も、一旦プロテーゼを抜去してその空間を埋めてからでないとズレてしまうため、一度に入れ替えはできないと言われてしまいました。
最低でも、空間が埋まるまで抜いてから3ヶ月の期間は必要だそうです。
すぐにでも入れ替えたかったのですが、確実にズレると言われてしまっては引き下がるしかありませんでした。
仕方なく、一度で入れ替えすることはあきらめ、一旦抜去することにしたのです。
入れ替えまで期間が空いた理由
当初は、抜去後、最短で入れ替えするつもりだったのですが、なんだかんだ挿入を先延ばしにしてしまいました。
理由は、抜去後そこまで顎の形の変化を感じなかったからです。
私ってそこまで顎なしじゃなかったのではないか?とも思えてきて、無理して新たに入れなくてもよいかなーという気になってしまっていたのです。
しかし…
最近(抜去から9ヶ月)化粧をしてもなんか決まらず、なんとなく自分の顔が好きになれませんでした。
なぜなのか初めはピンときませんでしたが、それはたぶん、いえ、間違いなく
顎のせいでした。
画像で比較して確信しました。
日が経つにつれ、以前の顎なしに戻っていたのです。
㊧が現在
㊨が去年抜いて2ヶ月後です。
㊨はまだ顎が少し尖っており卵型に近い輪郭を保っていますが、現在の㊧側は、顎が平らでかなり短くなっています。
顎の梅干し状のシワも目立ち始めました。
13年も顎プロテーゼが入っていたので、元の顎をすっかり忘れていましたが、やはり顎なしでした。
顎がないだけでどうも垢抜けず、締まりのない顔になってしまいます。
この顎に我慢できず、なかなか連休を取りずらい時期でしたが、強行で(3連休で)今月入れることに決めました。
顎プロテーゼのデザイン
顎のカウンセリングでクリニックに訪れるのはもう4度目。
今回は入れる前提で、再びカウンセリングに行ってきました。
医師の診察によると、私は顎の高さはそこそこあるため、プロテーゼの厚みはさほど必要ないとのことでした。
しかし、顎の長さが短いことと、形が平坦であるため、5〜7mm程度のプロテーゼを、先端を下向きに尖らせて入れることを勧められました。
しかし、下向きに尖らせると多少顎は長くなってしまうとのこと。
顔が長くなるのは避けたかったのですが、入れ替えまでして顎先が尖らないのは嫌だったので、多少顔が長くなることも覚悟で、医師の提案したデザインで行うことに決めました。
ちなみに、以前抜いたプロテーゼの実物も見せてもらいましたが、思っていたより丸い形で、かなり薄いものでした。
厚さにすると2mm程度しかないようです。
2mmといえば、顎にしてはかなり薄型です。
以前のオーダーは、顔の激変が怖くて、顔が長さが変わらないように、控えめに、とオーダーしました。その結果このデザインになったのだと思います…。
顎プロテーゼの形
一口に顎プロテーゼ と言っても、シリコンの形は様々です。
今回失敗したくなかったので、どんな種類があるのかかなり色々調べました。
ネットではプロテーゼの現物の画像は少なかったので、掲示板などの書き込みを参考に絵にしてみました。
※以下のプロテーゼの形の名称は正式な呼び名ではなく、ネット上で例えで呼ばれている呼び名です。
下手くそでごめんなさい(笑)
かまぼこ型
低価格が売りのクリニックで取り扱っている顎プロテーゼの形で多いのが、既製品の「かまぼこ型」です。
大きさ・厚さなどのサイズは選ぶことが可能ですが、アバウトにS・M・Lから選ぶクリニックもあります。
この形だと、取ってつけたような顎になってしまったり、コブのような不自然な顎になってしまう場合があるようです。
アーモンド型
アーモンド型も既製品ですが、かまぼこ型より自然な仕上がりになるため、最近多くのクリニックで使用されるようになりました。
元からある既製品を削って、さらに尖らせたり小さくしたりしたりと、セミオーダーに対応したクリニックもあります。
ブーメラン型
ブーメラン型はその名の通りブーメランのように横幅がある形で、三日月型とも呼ばれています。顎をよりしっかり出したい方、男性などに適した形です。
顎先だけではなく顎をぐるっと囲むように全体を出すことができるため、自然な仕上がりになります。
しかし、顎の両端にはオトガイ神経という神経が通っている場所があり、神経を圧迫したり傷つけてしまうリスクが増えます。
また、大きいシリコンなので、傷口も大きくなり、腫れも大きいため、馴染むまでのダウンタイムが長めになる傾向があります。
あまり日本では取り扱われていない形です。
以前のオーダーメイドプロテーゼ
以前入れたオーダーメイドプロテーゼの形は図の通り楕円形の平たい形のものでした。
丸い形であったため、顎の面積を大きく圧迫しており、骨吸収も懸念される形でした。
効果は、丸く顎が盛り上がる感じで尖りはあまりない仕上がりでした。
今回のオーダーメイドプロテーゼ
今回はアーモンド型に近い形のプロテーゼの先端を下向きに尖らせた小さめの形です。
下向きに尖らせると、通常のプロテーゼよりも顎先を若干尖らせて見せることが可能です。
また、小さめのプロテーゼでも、適切な形のものをきちんと決まった場所に挿入することで、効果的に顎先を出すことができ、ダウンタイムも最小で済むメリットがあります。
プロテーゼの形の色々
ネット上のプロテーゼの現物の画像を載せます。
こうして見ると、顎のプロテーゼといっても本当に色々な形があります。
どの形がいいのかというのは、個人の顎の形や、なりたい顎によって変わってくるため一概には言えません。
一つ言えることは、料金が安すぎるクリニックは既製品をそのまま挿入することが多く、自分の顎の形に合わずに失敗に終わってしまう恐れがあります。
失敗を避けるためには、価格は高めになってしまっても、きちんと顎の型に合わせたオーダーメイドプロテーゼを作成してくれるクリニックか、せめて既製品を加工してくれるセミオーダープロテーゼを挿入してくれるクリニックを
オススメします。
プロテーゼの高さ
デザインが決まっても、迷うのがプロテーゼの高さです。
私がクリニックで勧められたのは、5〜7mmの高さでした。
控えめにしたいのであれば5mm、しっかり顎を出したいのであれば7mmと言われましたが、どの高さがよいのか困ってしまい、結局間を取って6mmでお願いしました。
1mmの差でそんなに印象や仕上がりが変わるのかと聞いてみましたが、それが結構変わるそうです。
それを聞いて尚更悩みました。
6mmに決めましたが、未だにこの高さでよかったのか迷っています。
私が悩む理由
①正面から見た時と横顔の違い
普通、顎プロテーゼを入れる場合、Eラインが整う高さのものを入れますが、横顔でEラインが整っても正面から見た時気に入る形になるとは限りません。
逆に、正面から見て良い仕上がりでも、横から見た時に綺麗なEラインになっていないこともあります。
どちらを重視するかでも、プロテーゼの高さの選択肢は変わってきてしまいます。
②顔のバランスの問題
綺麗にEラインを整えたとしても、それがその人に似合わないということもあります。
顎先を整えたことで、顔全体のバランスが変わってしまって違和感を感じてしまったり、実際に顎が小さいことがその人にとってのチャームポイントであった場合、しっかりした顎が逆に似合わず魅力が半減してしまう…ということも、起こり得るのです。
黄金比とは、全体のパーツが整ってこそ美しく感じるものであり、一つのパーツだけが綺麗に整ったから全体も美しくなるというのはイコールではありません。
その辺も踏まえて高さを考える必要があります。
③好みの問題
一般的に顎プロテーゼを挿入した方の多くは5mm〜10mm程度の高さの方が多いようです。
5mmは、整形がバレたくない方、自然な仕上がりを求める方が選んだり、無理な手術は行わないクリニックは5mm以上のプロテーゼは挿入しないところもあります。
しかし、入れて後悔している人、入れ替えを考えている人の書き込みを見てみると、意外にも大きすぎたと後悔している人よりも、もっと大きめを入れればよかったと後悔している人の方が多いのです。
これには理由があります。
まず、顎プロテーゼの大きな腫れは1週間程度で引いてしまいますが、実は本当の完成は1ヶ月〜3ヶ月なのです。
もう腫れが引いた!と思っていても、そこから残っている顎先の腫れがどんどん引いていくため最終的に小さく感じ物足りないと思えてくるのです。
実際に私もそうでした。
いい感じだと思えたのは、挿入後2ヶ月頃で、半年後にはもう物足りなく感じてしまいました。
また、顎は若干出てているくらいの方が美人度や男前度が上がると言われています。
↓↓↓美人な女優さんは、皆顎がしっかりしています。
ですから、多少大げさな高さにしても美しく見えるのです。
ただし、大きめを入れると、顎が長くしゃくれている時期を長く耐えなければならないデメリットもあります。
無難な高さの選択
以上を踏まえ色々考えすぎると、答えが出なくなってしまいます。
完全に今の私がそうです(笑)
そう何度も入れ直しができないので、本当に色々考えて悩んでしまいます。
色々差し引いて、最も無難な選択は、やはり6〜8mmの間かと思われます。
本当は、7〜8mmくらいのものを入れたいところなのですが、今回あまり休暇が取れないこと、そして、大きすぎた場合に、大きめ→小さめの入れ替えは一気に行えないという理由から、無難な6mm程度がちょうど良いという結論
に達しました。
また、もし手術後物足りないと感じてしまった場合は、多少感染のリスクはありますが、後からヒアルロン酸などで高さを追加する方法も可能です。
まとめ
不安と期待半々ですが、プロテーゼを挿入したらまたレポします。
どうか周りにばれませんように!
そして成功しますように!