電動ダーマスタンプ(ダーマペン)とは
超極細針を皮膚へ刺し、肌へ微細な傷をつけることで、加齢によって現れるシワやたるみ、毛穴の開き、ニキビ跡、妊娠線など、様々な肌の症状を改善する治療です。
傷を修復しようとする人体の自然治癒力の作用により、体内のコラーゲン生成を促進する治療なので副作用の心配がありません。
また、ヒアルロン酸やコラーゲンを注入せず、自分の体内でコラーゲンが増殖していくため、長期間効果が持続します。
ダーマローラーとの違いは?
ダーマローラーもダーマスタンプも、どちらも肌に穴を開ける治療ですが、実は大きく違いがあります。
どちらをおすすめするかといえば、断然ダーマスタンプです。
では、ダーマスタンプの優れている点をご紹介します。
①肌の損傷が少ない
ダーマローラーはローラー状のため、肌の損傷が大きく、赤みや痛みが強く出たり、ダウンタイムが長くなってしまいます。
一方、ダーマスタンプはペン型となっており、速度も調節できるため、狙ったポイントへ垂直に、スピーディーに穴を開けていくため、肌への損傷が少なく、痛みや出血もダーマローラーよりも軽減されるのです。
針も細いため従来より傷穴が小さく、ダウンタイムも短いことが特長です。
上記の図のように、ダーマローラは針穴が大きく引っかいたような穴の形状になっていますが、ダーマスタンプの方は均一で綺麗な穴です。
②長さが調整できる
引用:https://make-beautifulbody.com/damapen-the-recommended-needle
ダーマローラーはそれぞれ針の長さが決まっているため、針の長さを変えたい場合は、それぞれの長さのローラーを揃える必要がありました。
しかし、ダーマスタンプは、一つの針を装着すればダイヤルで針の長さを0.25〜2.5mmまで幅広く変更することが可能なので、コスパも優れています。
部位別に針の長さを変えたり、肌の状態に合わせて効果を変えたい場合には大変便利です。
③細かい部位に使用しやすい
ダーマローラーは大きめなので、細かい部位や湾曲した部位の使用が難しいのが難点でした。
ダーマスタンプはペン型なので、目元や小鼻などの狭い範囲も効果的に治療することが可能です。
④針が選択できる
ダーマペンに装着できる針の種類が豊富なため、部位別に変えたり好みで選ぶことができます。
nano針を選べば、目元など皮膚が薄くてデリケートな部位にも使用することができます。
⑤速さを調整できる
ダーマスタンプは、針の動く速度を5段階調整可能です。
ゆっくりじっくり治療したい場合・高速でたくさん刺したい場合など自由に使い分けることができます。
速度による効果の違いは明確ではありませんが、高速で行った方が効果が高いという意見もあるので、慣れてきたら高速でやってみた方がよいかもしれません。
ダーマペンの疑問 Q&A
ダーマペンはほとんどが海外製のため、説明書が英語の場合がほとんどです。
使い方などの疑問点が多いのが難点。
私が疑問に感じたことと、私なりに調べた結果を書きたいと思います。
Q:ダーマペンとダーマスタンプは違う?
A:ダーマペンとダーマスタンプは同義語のようです。
ペン型であることから「ダーマペン」とも呼ばれていますし、スタンプを押していくように針を刺していくので「ダーマスタンプ」とも呼ばれています。
Q:針はどれを選んだらいい?針の種類によって効果は違うの?
A:針には様々な種類がありますが、セルフダーマスタンプでよく使われているスタンダードな針は12針と36針です。
理由は、ダーマペンのセットに付属されている針が12針と36針のものが多いということと、通販サイトで販売されている針も、ほとんどが12針と36針だからです。
また、美容クリニックで使用針も12針前後のものが多いため、一番安定した効果を得られる針の数なのかもしれません。
引用:https://antiaging-life.tokyo/dermaroller/auto-derma-stamp-18th.html
画像をお借りしました。
㊧が12針、㊨が36針です。
比べると針の数だけではなく太さや針の形状も違います。
12針の特徴:太い針がグサッと刺さる感じで、しっかり針が肌を指しているのがわかります。
痛みや出血量も多めです。
36針の特徴:細い針がサクッと刺さる感じで、痛みも出血量も少なめです。
針の数が多ければ多いほどたくさんの針で刺すため、効率が良く効果も高そう!と思っていましたが、針が密集している分肌に刺さりにくいというデメリットもあるため、一概に36針が優れているとはいえません。
12針は点で刺す感じ、36針は面で刺す感じのイメージです。
しっかり刺したい!という方は12針推しの方が多いようで、人によって好みが分かれます。
針の数の違いでそこまで効果の違いはないようなので、両方使ってみて好きな方を選んで良いと思います。
ちなみに針の違いによる出血を比較された方がいます。
引用:https://antiaging-life.tokyo/dermaroller/auto-derma-stamp-18th.html
Q:針はどこで買えば一番安い?
A:針の販売は、楽天、メルカリなどのフリマアプリ、オークション、Qoo10など様々なサイトで販売されています。
価格の比較をします。
Qoo10
https://m.qoo10.jp/su/428448822/Q120875368
価格 10個1500円
メルカリ
価格 5個 1050円
楽天
価格 5個2499円
この中ではQoo10が一番安いですね。
Q:ダーマスタンプのパッケージの違いは何?
ダーマスタンプを検索すると、本体はほぼ同じデザインであるにもかかわらず、パッケージやコードの色や形状など、種類に違いがあります。
購入しようと思った時、一体どれを買ったらよいのか、どう違うのかが分からず困りました。
本体の価格もかなり変動があり、安いところで3000程度、高いものだと2万円代とかなり幅があります。
価格毎に機能が違うかといえばそうではなく、販売先によって設定価格が違うだけのようです。
これはピンクのパケにコードは白のもの。
こちらは充電式なのでコードレスで使用できるようで、コードは黒。
これは楽天などで販売されているタイプ。日本語の説明書付きでコードは白。
私が購入したタイプのダーマスタンプ。最新型のようで、コードは黒。
Qoo10で販売されているダーマスタンプ。パケがキラキラしています。コードは白。
これだけパケに違いがあります。
どれも針は付属するようですが、針の種類や数も微妙に違うようです。
私なりに違いを調べてみましたが、明確な答えは見つかりませんでした。
メーカーはどれも同じようなのですが、恐らく製造元の国によっての違いかもしれません。
型番も新しいものと古いものとがあるようですが、販売時期の違いなども不明です。
一応、迷って私が買ったのは「最新機種」と記載されたダーマスタンプ 。
しかし、最新機種というのも事実なのかどうかわかりません。
使用方法はどれも同じようですが、ものによっては回転数が高いものも中にはあるようです。
(通常4000〜6000回)
ほとんどの販売サイトには詳しい説明の記載がないので、これも明確にはわかりません。
ちなみに、ダーマスタンプは赤のタイプの他にも様々なカラーも存在するようです。
↑これは回転数6000〜8000のものだそうです。
まとめると、海外製ということもあり商品情報が少なく、パケごとによる製品の違い、商品の特徴など詳しくはわかりませんでした。
Q:ダーマスタンプの針はどれでも合う?
A:実は、ダーマスタンプの針の型は複数あるようなので、購入時には注意が必要です。
私が購入したタイプのダーマスタンプに合う形状は、四角い方の形状です。
また、針の中には針先が曲がっていたりする粗悪品もあるようなので、使用前に品質のチェックは必要です。
あまりに安過ぎる針だと、品物が悪い可能性もあるので注意が必要かもしれません。
Q:ダーマスタンプの針は繰り返し使える?
A:答えは、基本的にNOです。
基本的に使い捨てを前提として作られている製品なので、衛生面でも、効果の面でも使い捨てが推奨されます。
調べると、中には同じ針を10回以上も使い回している方もいました。
このように使おうと思えば何度でも使えるようですが、新品の針を使用した場合と、5回目の針を使用した場合の比較画像を紹介しているサイトがありましたので画像をお借りして載せます。
ダーマスタンプ直後↓↓↓
ダーマスタンプ翌日↓↓↓
引用:https://mens-derma.com/needle-exchange/
画像の通り、まず針が劣化すると痛みや出血や腫れが増します。
針先は何度も皮膚に刺していると鋭さがなくなり、皮膚にできる穴が大きくなったり、うまく刺さらなくなってしまい、ダウンタイムが増えるばかりか効果も半減してしまいます。
また、菌が繁殖して感染のリスク(ニキビや傷口の化膿)が増えます。
よく消毒して繰り返し使う方がいるようですが、「消毒」で全ての菌は死滅できません。
全ての菌を殺すためには「滅菌」という作業が必要です。
新しい針は滅菌加工されているので安全ですが、一度開封したり、使用すれば、針にたくさんの菌が付着し、そして繁殖していきます。
いくら綺麗に洗っても、皮膚には常在菌も含めたくさんの菌が存在するため、浅いとはいえ、肌に穴を開けるということは、それらの菌を肌の奥、血管に埋め込むということです。
針も一つ数百円程度です。
侵襲的な治療を、しかもセルフで行う、というリスクを考えて、ケチらずに使い捨てをおすすめします。
Q:ダーマローラーとダーマスタンプの併用はどう?
A:ダーマスタンプ上級者は、ダーマローラーとスタンプを2つとも上手く併用している方もいます。
例えば、まず浅めの針のローラー(0.25〜0.5mm)を無麻酔で顔全体に転がして、麻酔クリームの浸透をよくするという使い方。
それから、ダーマスタンプは点で治療していくため、やや時間がかかり面倒という難点があります。
そのため、広い面(頬やおでこ)はダーマローラー 、鼻や目元、さらにしっかり穴を開けたい場所にポイントでダーマスタンプを使用、といったように使い分けている方。
また、ダーマスタンプはムラになりやすいため、まんべんなく穴を開けるための仕上げとして最後にダーマローラーも追加で転がす方など。
皆さん上手く使い分けているようです。
ダーマローラーよりはダーマスタンプが優れていると言いましたが、ダーマローラーにもメリットはあります。
最大のメリットは手軽に、早く治療できるということ。
金銭的に余裕のあるかた、完璧を求める方は併用もおすすめします。
まとめ
ダーマスタンプについて調べた結果をまとめてみました。
ダーマローラーよりダーマスタンプの方が優れている点が多いので、わたしはダーマローラーからダーマスタンプへ完全に乗り換えたいと思います。