八重歯といえばAKBの板野友美、ともちんが有名ですね。
ともちんの影響で、一時八重歯ブームが起こりました。
今の時代、審美歯科は歯並びを整えてくれるだけではありません。
八重歯の需要が高まったことで、今では人工的に八重歯を作ることが可能なのです。
八重歯への憧れ
元々私の歯並びは最悪でした。
上の歯2本は出っ歯、下の歯並びはバラバラ。
ずっと歯並びで悩んでいたので、18歳の時に、上の歯2本を削ってセラミックの差し歯にし、出っ歯からは解放されました。
下の歯はバラバラのままでしたが、上の歯はきれいな歯並びを手に入れ、満足していました。
しかし、私は密かに八重歯に憧れており、八重歯願望を捨てきれずにいました。
八重歯の魅力
海外で八重歯は、「不潔」とだらしなく見られたり、「吸血鬼みたい」と不吉とみなされたり最悪の評価のようです…。
しかし、私は笑った時に尖った八重歯が見えるのはとってもチャーミングだと思っていました。
八重歯って、小悪魔的なイメージで、かわいさと幼さを併せ持った、なんとも言えない魅力を感じます。
完璧なきれいな歯並び、それはそれで素敵だと思うのですが、どうも個性がなくてつまらないと私は思うのです。
なんだか、きれいすぎて笑顔が印象に残らないというか。
これは哲学的な話になってしまいますが、「美」って、「完璧」すぎると感じないんですよね。
どこかアンバランスな、その人にとってはコンプレックスのような箇所がチラリと見える時に、より魅力を感じてしまうのは私だけでしょうか?
笑った時に八重歯だったりすると、
あー、なんかもう一度この人の笑った顔が見たいなー
なんて思ってしまったりします。
私って多分八重歯フェチだと思うのです(笑)
八重歯が印象的な有名人
ほとんどの有名人は、売れ出すと歯並びを治してしまいます。事務所からのお達しもあるのかもしれませんが…。
そんな中、敢えて八重歯を治さずにいる有名人も少数ながら存在します。
八重歯の魅力をお伝えするために、私が思う、八重歯が印象的な有名人をいくつかあげます。
広末涼子は昔から歯並びは治療せずまそのまま。笑顔にほっこり癒されるのも八重歯のおかげだと思います。
藤原竜也も八重歯が印象的です。
年齢を感じさせない幼さやあどけなさがあるのは八重歯があってこそだと思います。
窪田正孝も幼なくて可愛いイメージです。笑顔がとっても可愛いです。
高校生役もこなせる程若く見えるのは八重歯あってこそだと思います。
モモクロの百田夏菜子。八重歯とエクボがとってもキュートです!
いつもクールな印象の中島美嘉も、実は八重歯。
TVで見せる笑顔は、CDジャケットやPVなど歌っている姿とはギャップがあり、引き込まれます。
山崎賢人もかっこよさと可愛さを両方兼ねていてとっても魅力的です。
笑うと見える八重歯がキュンとしてしまいます。
八重歯といえば沢尻エリカ!美人でとても可愛いです。
残念ながら現在は歯並びを治してしまい八重歯ではなくなってしまいましたが、私は断然や八重歯の頃の方が好きでした。
八重歯は歯医者で作ってくれる?
八重歯といっても、歯科医的に言えば「歯並びが悪いだけ」です。
確かに、歯並びの影響で磨き残しが多いため、虫歯にもなりやすく、衛生的にも健康的にも良くはありません。
ですから、本来八重歯は治すものであり、わざわざ歯並びを悪くする八重歯にしてくれる医者はほとんどいません。
でも…探せば、なくはないのです!
一度歯の治療はしていて特に不満はありませんでしたが、やはり八重歯への憧れを捨てきれず、自分も八重歯になりたい!!と強く思うようになりました。
せっかく手に入れた整った歯並びでしたが、私は思い切って八重歯をつくることにしたのです。
付け八重歯(人工八重歯)とは
付け八重歯(人工八重歯)とは、セラミックなどで作成した人工の歯を八重歯っぽく尖らせたデザインにし、それを自分の歯に貼り付けるものです。
人工八重歯にも、ワンタッチで装着できるものから、自分の歯のように永久的に接着するものなど色々と種類があります。
ワンタッチお試し八重歯
ワンタッチで、一時的なおしゃれで八重歯を取り付けるものです。
ハローウィンの仮装などでも人気です。
メリットは、歯医者に行く必要がなく、手軽に購入できることです。
装着は入れ歯安定剤などを使用します。
自分の歯を削らず、アクセサリー感覚でつけられるので、手軽に八重歯を楽しむことができます。
価格は1000円前後で購入できます。
デメリットとしては、サイズは選べますが既製品のため、自分の歯型に合わない可能性があります。
また、色も選べないので、八重歯だけ浮いてしまいやや不自然な仕上がりに。
装着したまま飲み食いができない、取れやすいなどのデメリットもあります。
今年のハロウィンで、私もコスプレで牙が欲しくて購入してみました。
片方は取れてしまい、左側だけ付いてます(^_^;)
ちなみに大きさは11mmのもの。
感想としては、やはり既製品って感じです。
歯型が私には合わず、削って形を整えて装着しました。
色もかなり真っ白なので、浮きます。
装着は、市販の入れ歯安定で、意外ときちんと装着でき、数時間は取れませんでした。
しかし、もちろん、飲み食いはできません。
飲んだり食べたりしたい時は、その都度取り外して、また装着する必要があり非常に面倒でした。
お試しでつけてみたい方は、一度経験してみてもよいかもしれませんが、本当に八重歯にしたい方にはオススメしません。
プチ人工八重歯
続いては、少しランクアップ。
きちんと歯医者で作ってもらう付け八重歯ですが、取り外しができるタイプのもの。
メリットとしては、既製品よりはリアルです。
ある程度色や形も選べ、自分の歯型に合わせて作成してもらえるので、本物の八重歯のような仕上がりに。
また、自分の歯は削らないのも魅力。
専用のジェルを使い、自身で装着脱できるので、一度作成してもらえば、いつでも八重歯を楽しむことができます。
費用は1万円〜3万円程度とリーズナブルなのも魅力です。
デメリットとして、噛み合わせなどに関係なく作成されるので、違和感を感じることも。
また色や形にも制限があるため、自分の理想の八重歯の仕上がりにはならないこともあります。
また、食事や就寝時には取り外さなければなりません。
本格的人工八重歯
永久的に八重歯にしたい!という方には、差し歯で八重歯にする方法があります。
セラミックなどで、糸切り歯の形を、八重歯っぽく尖らせてデザインし装着することで、本物の八重歯のように見せることができるものです。
メリットとしては、セラミックで作成するため本物の歯のような透明感のあるリアルで綺麗な歯になります。
きちんと噛み合わせも考慮して作成され、デザインや色も自由に選べるため、理想の八重歯にすることが可能です。
また、強力な接着剤で装着するので、よほどのことがない限り外れません。
デメリットとしては、健康な自分の歯を削らなくてはならないことです。
やり直しがきかないので、一時の八重歯ブームに乗って勢いで治療をするのはオススメしません。
また、セラミックなので費用が高額です。1本6万円〜15万円程かかります。
(歯の素材にもよる)
通院も複数回通わなくてはならず、仮歯の期間もあるため、不自然な歯の時期も覚悟しなければなりません。
実際にカウンセリングに行ってみた
モデルやタレントも通う某審美歯科に八重歯を作成するため相談にいきました。
そのクリニックは、珍しく八重歯を推奨している歯科でした。
八重歯と一言で言っても種類は様々です。
歯が激しく重なり合っている乱くい歯から、糸切り歯が尖って目立っているだけのものなど程度は色々。
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この程度であればチャームポイントになるレベルですし、花磨き残しや噛み合わせ的にもあまり問題とはなりません。
しかし、これはどうでしょう?
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こういった、歯と歯が重なり合っている八重歯はやはり歯科医的にはNG。
人工的に作るのも、技術的に無理です。
前者のような八重歯程度であれば、人工的に作り出すことも可能なのです。
当初、八重歯だけを作りに行った私ですが、カウンセリングを進めると、私の歯にはいくつか問題点があることを指摘されました。
①八重歯の前に、今の前歯の差し歯を治した方が良い
八重歯の治療だけを希望していた私には衝撃でした。
診察の結果、今の差し歯の状態は良くないとのことでした。
確かに、少しぐらついていて気にはなっていましたし、強度を増すために、前歯2本繋げて取り付けていたので、見た目的にもあまりよろしくはありませんでした。
そして、オールセラミックではなく、金属を使用しているため、長期的に見て良くないとのこと。
②糸切り歯だけを八重歯にすると、歯抜けみたいにみえてしまう
当初八重歯ができればよいと考えていたのですが、私が行った歯科医の考えでは、「八重歯」というより「ハリウッドスマイル」を目指すという考えでした。
ハリウッドスマイルとは、ハリウッド女優のような歯並びのことです。
ハリウッド女優は、笑った時に奥歯までよく見え、口角には全く影がありません。
そして、キュッと口角全体が引き上がって、かなり魅力的な笑顔です。
日本人は、歯の生え方が内側に生えている傾向にあります。
私の治療前の歯です。
気にしたことがありませんでしたが、言われてみれば歯が内側を向いています。
内側を向いている歯軸だと、このように笑った時に口角に影ができるそうです。
影ができると、口角も上がらず、魅力的なスマイルにはなりません。
確かに、私の口角は下がり気味。口が小さいせいもあってか、笑った時もうまく口角が上がってくれません。
歯の軸が全体的に内側を向いている状態なので、このまま八重歯をつくってしまうと、より影ができてしまい、歯抜けの(歯がない)ように見えてしまうと言われました。
つまり、私の行った歯科医歯は、八重歯のような外側に張り出した歯並びを人工的に作ることで、口角を上げ、笑顔を魅力的にする、という考えの元、八重歯を推奨しているだけで、決して単純に八重歯をつくるという考え方ではなかったのです。
結局、希望の八重歯(口角を上げる歯並び)にするためには合計上8本治さなければならないと言われました。
当初、2本八重歯を作るだけのはずだったので、かなり予算オーバーでした。
ちなみに、ハリウッドスマイルにするため、半分だけ(片側4本)治療した方がこちら。
右側が治療後です。
歯の見え方が違っていて、右側は奥歯までしっかり見えています。
同時に、口角もキュッと上がっています。
③上の歯の治療のためには、下の歯並びも治療しなければならない。
これには愕然しました。
確かに、下の歯並びは救いようもないほどバラついていました。
しかし、下の歯は上の歯のに隠れて普段ほとんど見えないため、そこまで気には止めていなかったのです。
しかし、今の状態のまま治療すると、理想の歯並びにはならない可能性の指摘と、噛み合わせに支障が出る可能性を指摘されました。
治療方針の変更
思ってもいなかった部分の指摘をされ、かなり戸惑いましたし、悩みました。
しかし、理想を叶えるためには、当初の予定から大幅な変更をしなければなりません。
ただ八重歯が欲しいだけなのか?
口角も上げたいのか?
そして、どのくらいの完成度に仕上げたいのか?
など、
悩みに悩みました。
医師の話を聞いているうちに、医師の言う通り、このまま八重歯だけ作ってしまうと不自然になってしまう気がしてきました。
そして、やはりせっかくなら妥協せずに全体的に綺麗にしたいということと、口角を上げて魅力的な笑顔にしたい、という思いが固まり、八重歯作成に留まらず、大々的な上の歯8本の治療と、下の歯を矯正するという治療方針に決定したのです。
つづく→→→