いよいよ顎プロテーゼ抜去です。
抜去の場合、腫れはほとんど出ないと言われましたが、念のため4日ほど仕事は休みを取りました。
わたしの手術するクリニックでは、手術の1週間前までに、感染症の血液検査をしなければなりませんでした。
通常、手術をするクリニックで受けられるのですが、遠方のため検査のためだけに足を運ぶのは大変なので、地元の病院で受けてもいいとのことで、地元で受けることに。
血液検査の理由を聞かれた時は、整形手術のためとは言いにくいので
「歯のインプラントの手術を東京で受けるから、そのための検査」
と言うといいらしいです。
なるほど、と思い、早速その理由で病院を探しました。
しかし、なかなか血液検査だけ引き受けてくれる病院が近くになくて、探すのが大変でした。
結局、地元の産婦人科でやってくれるとのことで、そちらで受けました。
もちろん自費です。(15000円)
感染症がもしあれば、手術費用が高くなりますが、幸い結果は大丈夫でした。
手術までの流れ
痛みが苦手な人は、全身麻酔もオプションで付けられますが、わたしは特につけませんでした。局所麻酔のみなので、術前の食事制限も特にありませんでした。
クリニックに着くと、まず化粧を落とし、口の中の手術なので歯磨きをさせられます。
手術室に案内されたら、イソジンでうがいをしました。
手術直前に、再度手術に関する説明を受け、同意書を書き、軽めの安定剤と痛み止めを飲まされます。
手術台に横になり、安全のため軽くですが両手を縛られます。
いよいよ手術開始!!
麻酔の注射を口の中数カ所、外側の顎からも数カ所打たれます。
ものすごく構えていたら、そんなひどい痛みでもなく、余裕で我慢できました。
麻酔が効いたらもう全く痛くありません。
唾液やら血液が出るので、ガーゼを噛まされ、口の中から切開されていきます。
前回の手術でひどい思いをしたので、かなり構えていたのですが、今回は全然痛くないし、何されてるかもわからないくらいスムーズでした!
え、今切られてるの?
ん?
よくわからないぞ??
と思っている間にどんどん進んでいて、あっという間に終わっていました。
いつ縫われていたのかもわからないほど。
口の中から唾液や血が溢れる前にはもう手術を終えていて、本当に早かったです!
以前のような、骨と皮膚を剥がすような感覚や音も全くなし。
気分が悪くなる隙もない感じ。
術後鏡を見ても、腫れはほとんどありませんでした。
ほんのり腫れてるかな?くらい。
口の中の傷も、隙間なく細かく綺麗に塗ってあります。
以前とはまるで大違いでした。医師の腕が良いのかもしれません。
抜去だけでしたが、念のためテープで固定され、マスクをして帰宅しました。
術前
術直後
カプセルができているからなのか、術前とあまり変わりない感じです。むしろ腫れのせいか顎が術前よりあるようか感じ。
カプセルとは人間の体の中に、プロテーゼなどの異物を入れると、生体反応を起こし、異物を取り囲もうとするため、プロテーゼの周りにコラーゲンの被膜(カプセル)を形成します。
被膜(カプセル)は、ビニール袋のビニールのような薄い膜です。
プロテーゼを抜いた後は、被膜(カプセル)が残りますが、被膜(カプセル)は異物ではなく、自分の体から作られたものなので、被膜同士がくっついて癒着し、抜いた後のスペース(空間)は完全になくなります。
被膜(カプセル)そのものも、数ヶ月~数年の経過で、ほとんどが吸収され、なくなり、瘢痕化します。
翌日テープを剥がしたところ、腫れは全然わからない程度なので、マスクなしで普通に外出できました。
こんなに腫れないなら4日も仕事休まなくても良かったくらいです。
内出血もなく、痛みも処方された痛み止めを飲まなくても我慢できる程度で、拍子抜けしてしまいました。
3ヶ月後、新しくプロテーゼを入れたいと思います。
入れたらまた経過を載せたいと思います。